珠のような うつくし石

  • 2016.01.21 Thursday
  • 14:00
姫川薬石庵の石職人は 原石アンテナを常に張っており、どこからともな〜く
耳寄りな情報を仕入れては、そそくさと個人売買に赴くことも しばしば。

つい先日も、職人が まさに今から個人売買に行く〜という場面に遭遇し、
これは チャ〜ンス
!!とばかりに 同行させて頂きました。
石の出会いは 運次第 機会を逃すべからず
GO!
糸魚川暮らしの強み、すっとんでいけるところが嬉しい。

昔から糸魚川で ヒスイを集めている コレクターさんには、ヒスイの昔話を
生で聞けたりするので 面白い。長年に渡り集められた 色んな石を直に見れます。
若輩者の私は 緊張しつつも、まだ見ぬ石に出会える とても貴重なチャンス。
職人に「何か気になる石があったら 交渉してみたら〜?」と言われ 私も
LEDライト片手に 原石を物色 物色〜〜!

…こういう場所に 何回も同行し ふと気付いたのですが、
皆さん 必ずといっていいほど  マイ LEDライト 持ってます
ひらめきひらめきひらめき
ヒスイの価値を決めるうえで、透光性は一つの大きなポイントですので ライトは
必需品といえば必需品ですが、どこからともなく でてくるわ でてくるわ………
…とはいえ もちろん 私も 持っています
ひらめき(ちっこいけどね)

職人はお目当ての石を商談中でしたが、私も気になる石を見つけました。
目だった不純物もなく きれ〜なホワイト、透光性が高く、何だか気になる。
後々になって 後悔するのが嫌なので、交渉し 思い切って購入しました。




こちらです。このホワイト、やや緑がかっていて 肉眼で見ると とっても美しい。

下から LEDオン!外殻まで スッと透り 見ごたえ十分!
……ただ、糸魚川に住み着き 日々 品質の良い ヒスイばかり みているせいなのか、
なんとな〜く 違和感。購入先では ヒスイと言っておられましたが、手に取った時の比重の
感覚や ルーペで結晶を見た感じが 何か ちょっと物足りないような…? まぁ なんとなく
なので 私じゃわからん、石のスペシャリストに聞いてみよう!とりあえず 職人工房に
持ち込み、少しだけ砕いてもらい 何かしら加工してもらうことに。




出来上がってきたものが こちら。つやつやの…らっきょ? 
石のなりたいように 成形・研磨したらこうなったそうです。

実は 石笛〜るんるん 例の如く ぺンダントになる笛です。このフォルム…たまら〜ん!

貝というか…パールを思わせるような 上品なキラリぴかぴか  やっぱり 石笛は素材が肝です。
光を照射すると淡い緑が顔を出すけれど、照射していないと 艶やかなホワイトのよう。
でも 人間の目はよくできていて 微妙な色づきを感じられるのか、真珠のそれを感じる…
個人的に このホワイト すごく好み、表現が難しいのですが なんかいい
見る 

この石について職人に尋ねると、加工の感触からいって「 ヒスイじゃないかも 」とのこと。
石職人は 日々 石をぶっ叩いたり 切断したり 研磨したりと、指先の感覚で 石を感じている
ので、いじった石に関しては めちゃくちゃ鋭い。流石 プロ、石に直接聞くわけです。

職人が ぼそりと「 プレナイトかも… 」と言っていたので、マスカットのような 海外産
のぶどう石が頭をよぎり 「 糸魚川で プレナイトって とれるんですか??」と聞くと、
「プレナイトは稀にとれるけど、こんなに大きくて不純物があんまりない個体は 逆に
珍しいよ〜」ということでした。レア…これは超気になる…
聞き耳を立てる



ということで FMM(フォッサマグナミュージアム)に 持ち込みました。山手は めちゃさむー!


目視でみて頂くと、白い ネフライトかも… ということでした。
てことは、中国の 和田玉のよーな?羊油玉みたいな…? ヒスイの可能性もあると
おっしゃってましたが、もし 白いネフライトなら それはそれで 珍しいそう。
プレナイト でも ネフライトでも どちらにせよ 珍しい個体…石好き心をくすぐるヤツめ
見る

この石がヒスイだとしても、プレナイトだとしても、ネフライトだとしても、
きれ〜な事に変わりはない(むしろヒスイより、レアな方が嬉しかったりする)のですが、
まずは 何なのかハッキリさせないことには 加工にだせない。そのまま 埋もれさせておくには
惜しい石やしなー…ということで、
結局 有料の科学分析をお願いし FMMを後にしました。
小さな財布が さらに冷えこむでぇ……でも、こればっかりは 納得いくまで と思っちゃう。



正直 ヒスイじゃないことを少し期待してしまいましたが、結果は…。

ぶどう石(プレナイト)!!!  職人、ズバリ大正解でした。恐るべし びっくり
しかも ちょいと面白い…。

ヒスイと呼ばれるものの中には、ヒスイ輝石以外に オンファス輝石やチタン ルチル
ジルコン ソーダ珪灰石、そして ぶどう石が含まれることがありますが、この石は
プレナイトの中にヒスイ輝石が含有しているという感じ!科学分析など 専門的なことは
私にはわかりませんが、つまり どんなかんじかというと …

糸魚川産 プレナイト(しかもヒスイ入り)

…ぎゃー、テンションあがるー!!こんなので 丸玉ほっしいー!!!
てれちゃう
分析結果をうけ、心を決め 職人に丸玉製作をお願いしました。
2〜3か月後に 完成するかな〜、ワクワクします〜〜!!

糸魚川の自然石を丸玉にしたものって 残念なくらい少ない。名前も呼ばれないような
石の中にも 珍しく美しいものはある。身に着けていても 何の石だか だれもわからない、
完全に自己満足だけども そういうレアのほうが そそられる… 私だけなんかな?

なにはともあれ、どこにもないような珠ををみられそうで 楽しみすぎる
ラッキー

自然体で

  • 2015.11.13 Friday
  • 15:33
IMG_4138e.jpg
商品到着のご連絡をありがとうございます! 少しづつお返事させて頂いております。
お客様の元で キラキラしている翡翠をみると ほっこり
パクッ ありがたや〜〜!!

画像ブレスレットは、糸魚川翡翠+紫檀+貝 のコンボ。すてきや〜〜!!
翡翠にぴったりの 落ち着いた高貴なデザイン、さらに軽くて 楽チンな着け心地だそう…
めっちゃ粋やわぁ〜〜
パンチ(素敵な作品を有難うございました!)

日常使いのアクセサリー、着用時のストレスが少ないというのは本当に重要なこと
です。朝一番に アクセサリーを選ぶとき、石ではなく 樹がメインのものに ついつい
手が伸びてしまいます。石の重みが欲しい日もありますが、樹の生命感や優しく
添ってくれる感じは 個人的に とても気に入っています。


a16949dd.jpg
大変 お待たせしていた オーダーの屋久杉ペンダント、杢を切り出したところから
出来上がるまでを ご覧下さい
グッド  根強い人気の屋久杉シリーズですが、超頑固職人が
「あくまで 石職人だから
ぶー」と言い張るので 職人の気分次第で出来たものが
たま〜に 姫石店頭に並んでいます(苦笑)


a16951ddd.jpg
職人から聞いた 今回のペンダントのイメージ、水・樹・石…『命』
雫のよう、中央に収まる翡翠については おまかせ頂いておりましたので、
このイメージに合うものを お選びしました
イヒヒ

a16954.jpg
形成・研摩を重ね…。

a16960.jpg
命がこもる見る

a16963.jpg
穴位置 ひとつとっても この美しさ。
年輪の中央、プロ職人の仕事なのだと感じる部分(だが 石職人)


a16986.jpg
選んだ翡翠は 湧き水のような青翡翠。樹と石がひとつになった
ネイチャーペンダント、日本の自然そのもの。

青翡翠 丸玉 色味比較

  • 2015.09.01 Tuesday
  • 10:16
9月に入りました。まとまった雨が降り、肌寒く感じる 糸魚川。
あんなに暑かった夏はどこにいってもたんや…。薬石風呂が心地よい季節がきました
温泉


保護にゃんも ぬくぬくの 段ボールハウスにちんまり。ええこさんです猫

さて、青翡翠についての記事が続いておりますが 今回も 青翡翠の話題です。
青ばかり求めていた一念が届いたのか(笑)、今年は 青翡翠に縁があり 良い機会にも
恵まれました。糸魚川翡翠は大まかに 白・緑・紫・青・黒 の5色に分けられますが、
大部分の翡翠は 複数色入り混じった 複雑な色合いのものが多く、パッと見て 「青!」「紫!」
とわかるほどの強い色味の原石は そもそも 売り物ではない コレクションヒスイと化している
場合が殆どですので、入手チャンスが非常に限られています。その中でも青は 非常に特異な
ポジションであり、糸魚川翡翠=貴重&高価 というイメージも青翡翠からきているのかな?と
個人的には思っています。(発色の原因が 海外産の翡翠とは異なっており、そういう意味でも
大変貴重な翡翠です。”世界的に見ても極めて稀なファンシーカラーのヒスイ”という風に
FMMでは展示紹介されていました)

コレクターが愛してやまない 糸魚川ならではの色
、”幻の青翡翠”という風に珍重されて
いるのも頷けます。まつわる話も非常に面白く興味深いので、ひすい倶楽部 記事
ぜひ合わせてどうぞ。


青翡翠という大きな括りの中でも 産出ポイントによって やはり個性があり そこがまた
くすぐられます
モグモグ今朝 職人工房で受け取ってきたばかりの できたてホヤホヤの丸玉を含めた
色味比較をご覧下さい
グッド

a16186.jpg
惑星みたいな 青翡翠地球
右: 白地に青がはしる 横川
真ん中: 全体的に濃紺 入コン沢
左: 爽やかなベイビーブルー 姫川本流

全て 糸魚川産 青翡翠ですが、こうして 並べると 個性がよくわかります
見る
真ん中のコン沢 丸玉が今朝 受け取ってきたばかりのもの!入コン沢産というと、
LEDライトにスッと透けるようなイメージですが、こちらは透光性はなく 全体的に
鮮やかな濃紺。透光性のあるものより、成形・研磨すると 実はこういうタイプの方が
色味が強くでるので、個人的には 透過のあるものより好きです。この丸玉、原石段階で
個体がかなり小さいものだったので 良い部分のみでこしらえてもらったとして、
はたしてどれくらい 出来るかなぁ…と不安に思い、原石のままにしておこうかな〜と
悩みましたが、良いものがあがってきたので お願いして大正解でした
拍手 
丸玉の状態でもコン沢らしさが良く出ていますパクッ


濃紺の地に コン沢特有の不純物が、ごっつい綺麗ぴかぴか
この不純物がないと コン沢の良さがでない!と仰っていた方がおられましたが、
私もまったく同意見です!一連ブレスレットに出来るだけの量がとれてよかった よかった!!
ほんまは 自分でお買い上げしたいような ブレスだったりします…
(ううう〜我慢〜我慢や!!撃沈

私の好みはさておき、コン沢の丸玉自体がレアアイテムですので 青翡翠をコレクションして
いる通な方に ぜひお持ち頂きたいです。こういう入手困難アイテムがあると、翡翠屋として
ちょっぴり格が上がるような気がして 嬉しくなります(笑)


 

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