命が宿る

  • 2014.09.02 Tuesday
  • 15:57
勾玉の形に疑問を感じ悩み続けている、ちょっと変わった石職人 コバさん。
姫川薬石庵の工房に度々お邪魔させて頂いておりますが、少し前から 出雲型のような「勾玉」というキーワードで頭に浮かぶ一般的な形の勾玉を製作しているのを見かけなくなりました。

現在、コバさんの製作している作品は勾玉の新しいあり方のようで 鏡面のように磨き上げられた 精巧な形の勾玉にはない、生命感に満ち溢れている作品ばかりです。徐々に増えていった作品をまとめてご紹介させて頂きます。



2つとして同じものがない、私たちと同じ 生き物のような生命感があります。
姫石〜きせき〜店舗にて展示販売中ですが、既にお問い合わせ頂いているものも御座います。



黒翡翠の勾玉、3つ。横から見ると、良く分かるのですが 1つづつが全く違った造形です。生き物のように生き生きしていて…最初からその形になるべくしてなったような不思議な勾玉達。


緑が染み込んだような部分と穴の部分が陰陽を思わせる勾玉。


深い緑が力強い生き物を連想させる 独創的な勾玉。


これぞ「曲がった玉」。どこから見ても曲がって見え、空間で勾玉を表現したものだそうです。


身をよじるように曲がっている様が非常に美しいです。


こちらは、透明度の高い緑色の翡翠の勾玉。女性を感じる曲線です。


なんて、色っぽいんだろう…と見惚れてしまいます。


「型にとらわれず」とコバさんは私に良くおっしゃるのですが、石の声を聞き 自然のままに形になった 糸魚川産翡翠は今までの勾玉とはまるで違う、自然をそのまま切り取ったかのような大きなものを感じさせてくれます。

屋久杉の勾玉

  • 2014.04.06 Sunday
  • 12:00
4月に入ったというのに、まさかの雪です雪

出来上がった薬石の勾玉と一緒に コバさんが面白いものを持ってきてくれました見る昨日、ギコギコ…という聞きなれない音が工房からしていたので、木材で何かしてるのかな〜聞き耳を立てると思っていましたが、ただの木材ではありませんでした!



ふわっと広がる 良ーい香り…木の勾玉!

「良い香りですね〜、何の木ですか?
「杉だよ〜屋久杉イケテル

屋久島に自生している樹齢1000年以上の杉が 屋久杉 と呼ばれるそうですが、天然の屋久杉の伐採は既に終了しており、伐採終了以前に切られたものか、自然災害等で倒れたものしか市場に出回っていないそうです。糸魚川産 翡翠と同じく 日本が誇るべき至宝ですねひらめき

日本人ならどこか懐かしさを感じる 杉の香り、由緒正しい日本建築を連想させます。屋久杉は神様の力が宿るという伝承もあり、何やら ありがた〜い感じの勾玉です食事



屋久杉の木材を徐々に丸くし、ちょちょいっとフリーハンドで作ったそうです。流石、石職人さん!木は柔らかすぎる…と言っておられました(笑)


こちらの勾玉に使用している屋久杉は「油木」という匂いの強い部位です。加工の際に出た おがくずを見せて頂きましたが、"油"木 というだけあって、しっとりしていて おから のようでした。無垢の木を成形しただけの無塗装の勾玉ですが、樹木自体の油分により 木目がはっきりわかり、未使用なのに 全体的に少し飴色になっています。それにしても 良ーい香り!クンクンしなくても わかる程の強い香りですので、頭がもやもや〜っと煮詰まった時に一気に吸い込むといいのかもしれません。


右が糸魚川産 翡翠の勾玉、左が屋久杉の勾玉ですパー丁度半分の重さ見る鉱石に比べ軽いので 首に負担がかかりにくいのは、嬉しいメリットですひらめき私のような肩こり症の方もいいかもしれませんパー

むー、傍にあるだけで 良い匂いです〜てれちゃう

勾玉 その2

  • 2014.03.27 Thursday
  • 14:46
本日は曇り空ですくもり空はどんより灰色ですが、コバさんの工房で青空色の原石を発見しちゃいましたイヒヒ

入りコン沢の青翡翠の原石が2つ見る「幻の青翡翠」と呼ばれている、糸魚川を代表するカラーの翡翠です。未加工の原石段階でコン沢特有の青色が見受けられます…この原石はぜひ勾玉に加工して頂きたい…モゴモゴ

「この原石で 妖精をイメージした勾玉 作れますか?」
「勾玉〜?う〜ん、しょうがないなぁ…」
やったやった拍手しぶしぶですが、作って頂けることにてれちゃう
勾玉に+妖精のイメージでお願いしたのは、勾玉嫌い(笑)のコバさんに何とか作成して頂こうと考えた苦肉の策でもありますが、コバさんの作る 妖精をイメージした作品は 可愛らしくて好きだったりします。

加工して頂く前に、まずは原石を撮影ですカメラ



特に濃い青の部分がある個体。透明度がありそうです見る


こちらは上の個体より青みが落ち着いていて全体的に青いタイプの個体です見る

撮影が終わり、いよいよ原石をカットして頂きます…緊張の一瞬です。切断し(割り)中を見るまでわからないのが、翡翠の面白いところであり怖いところ…唖然しかし、この青さ…期待が高まりますグー


1つめの原石。やはり透明度があり、LEDライトを当てると真っ青の箇所が多く見られますが、残念ながら不純物も結構入り込んでいます。糸魚産らしいといえば、らしいのですが この青さなので、惜しいと感じてしまいます…。


2つめ。アイスブルーのような何とも言えない色です…多少 不純物が混入してますが、これは良い感じです!こちらも透明度がある石質でしたので、勾玉程度の厚みの加工品になった場合、光をある程度透過するかもしれません。


2つめをさらに切断。アイスブルーがどの面からもみられます。やはり全体的に青みが入ったタイプでした。


ここから勾玉に成形開始です。この適当〜なガイドライン(ごめんなさい)で、ふっくらした立体的な勾玉に仕上げていくわけです。コバさんは勾玉の形を嫌っていますが、コバさん作の勾玉は扁平で均整のとれたのっぺりした勾玉ではなく、立体的なアールが美しいバランスの良い作風です。2つとして同じ形のないフリーハンド成形の勾玉はまるで魂が吹き込まれたように生き生きしていますグー(魂の形ではありませんよ!)


穴開け前の段階。徐々に妖精らしくなってきましたきのこレッド


穴開け後。ついでに余白を生かした薬石の勾玉(趣があります!!)と雰囲気の良い糸魚川のレッドジャスパーの勾玉も作って頂く予定ですモグモグ完成まであと少し!出来上がりに期待してしまいますイヒヒ

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